行くべきところに行かなくなってから一か月たった

 

ぼくは日本史の勉強をしたり、本を読んだり、ぼんやりして日々過ごしている

掃除や洗濯、日々のルーティンは嫌いじゃない

洗濯ものを干した後の部屋で勉強するのは、いい心地がするからだ

 

ぼくは元より褒められたり、人前に出ることが得意じゃなかった

それよりも、頭を下げて日々黙々と生きる人生がすきだった

誰に誇るわけでもない、でもひっそり細々と続いていく暮らし

次の誰かのためにトイレットペーパーの端を折るとか

隣の人の靴も整えておくとか

机の上の整頓とか

自分にしかわからないちょっと、をためていきたい

 

こんなことを忘れていて、思い出したんだ

どうかこれからも人のための小さな日々がつづきますように